育児休業制度の実際の取得率は未だに低い状態が続いています。2005年4月から施行された次世代法により、企業側は育児休暇を社員がどのくらい取得しているかを気にかけるようになりましたが、育児支援の本質をどれほど捉えているかは疑問が残ります。育児休業制度は必ずしも取らなければならない制度ではなく、それぞれの家庭の事情により育児に携わる環境も違います。また、育児休暇を取りたくても取れない従業員の数もかなりの数に上っています。
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育児にかかわること自体、育児書どおりに当てはまることはあまりなく、突発的な事柄も多くあり、それに対応できるような社会体制と残業なしで帰宅できるような企業の体質と育児に対する企業側の理解が進まなければ、育児休暇をとることがかえってデメリットを生む結果になってしまうこともあります。
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現在の日本では、男性が育児休暇を取ることが後の出世や業務を遂行する上での障害になってしまうと受け止められていることが多く、男性の育児休暇取得への壁になっているのが現状です。さらに女性においても育児休業制度が必ずしも好意的に受け止められている訳ではなく、育児休暇を取りたくても取れずに企業内の慣習により退職せざるを得ないことも事実です。現在の日本企業の体質は、派遣社員の大量雇用など雇用形態の変化により育児休暇を取る従業員を安易に切り捨てることも多くあり、制度の完全なる定着は今後も時間がかかるのではないかと思われます。
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